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主にネオロマ、乙女ゲームの二次、夢小説を連載しております。
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土×日後編になります。

香穂子は、結局あれから練習しても同じことの繰り返しだと気づき
早目だが帰宅することにした。

森の広場からトボトボと歩いて校門へ向かう。

何してるんだろう私。

土浦君の事も音楽の事も中途半端。

こんなんじゃ、仲直りしても土浦君に愛想つかされる日もそう遠くないかも。
今にも泣き出しそうな顔で歩いている。

と、そんな時突然後ろから手を引かれ、後ろに倒れかかった体を誰かに抱きしめられる。

えっ!!

な、なに??

痴漢??やだ!!

 

やだ、やだ、離して!!この変態!!!


取り敢えず逃げなきゃと思いジタバタともがいてみる。
でも、思った以上に強い力で抱きしめられるいるのかびくともしない。

それどころか後ろから抱きしめている人に首筋に顔を埋められる。

 

ちょっと!!なんなのよ。

た、助けて!!って、あれ?


この香り・・・。

 

もがくのを止めてその香りに気を取られていると

 

「かほ・・・。」
小さく掠れたた声で名前を呼ばれる。


もしかして・・・・。

 

「つ、土浦君?」
と、確かめるように呼んでみる。

『ビクッ』身体が反応したあと抱きしめられている腕に更に力が入った。

「土浦くんなの?」

「香穂。」
返事にかわりに名前を呼ばれる。

久しぶりに聞く土浦の声に香りに心を奪われる。

首筋に土浦の吐息がかかるそのたびに、香穂子の心臓は高鳴る。
そして耳元で囁かれる自分の名前。

ミルミルうちに香穂子の顔が茹でたこのよう真っ赤になっていく。
そんな香穂子に気がつきもしないのか一向に離れようとしない土浦。

「つ、土浦君、その取り敢えず一度離れてくれないかな。」
と、恥ずかしさから潤んだ声で話しかける。


「嫌なのか。」
と、憂いのある声で呟かれる。

「えっと。その・・・。嫌ではないんだけど。あのここ、校門だよ。」
香穂子の声に我に返ったのか、土浦が腕を解き香穂子は解放された。

香穂子は、恥ずかしさのあまり土浦の方を向くことができない。

「ご、ごめん。お前見つけたらその逃げられるような気がしたから。
よかったら少し話をしないか?」
背を向けた香穂子に土浦は話しかける。

「う、うん。」
相変わらず背を向けたまま俯いて土浦に返事をする。

香穂子の返事を聞くと土浦は香穂子の手を取りズンズン歩いていく。
それに引かれるように香穂子はついていく。

しばらく歩く続けて、児童公園のベンチの前で止まった。

土浦が香穂子から手を離しベンチに腰をかけた。
続けて香穂子も隣に腰を下ろした。


黙ったまま二人でベンチに座っている。

どれくらいこうしているのかも分からなくなってきたその時、
二人の沈黙を破るかのように土浦が口を開いた。

「この間の事だけど。その、ごめん。俺どうかしてたみたいだ。」
ジッと、目の前の地面を見つめながら苦しそうな表情で言う。

香穂子は黙って俯いて土浦の話を聞いている。

「恥ずかしい話なんだが、俺加地に嫉妬してたんだ・・・。」

「えっ!」
土浦の告白に驚いて香穂子は顔を上げて土浦を見た。

「やっと、俺を見てくれたな。」
久しぶりに見た土浦は寂しそうな表情で香穂子を見ていた。

「あっ。その・・・・。」
再び俯いてしまった香穂子に

「こういう態度を取られるのは仕方ないと思ってる。分かってはいるんだ・・・。
けど、思ってる以上にキツイ・・・。
自分でやったことだから自業自得なのは重々承知だ。
でも、香穂もうそろそろ限界だ。
お前と会えない声も聞けない連絡も取れないなんて。
これ以上我慢できないんだ。」
俯いている香穂子を見つめて土浦が切実に訴える。

「香穂。俺が嫌になったのか?」

その言葉を聞いたとたん顔を上げ土浦の方を向いて叫ぶように

「そんなことあるはずない!!私が土浦君を嫌いになるなんて。」

「香穂。」
私の声に驚いたのか土浦君は目を大きく見開いて私を見ていた。

「そんな事。無い。」
首を横に振りながら


「確かに土浦君のその、この間の行動には正直ビツクリしたというかなんというか。
でも、そんなことで嫌いに何かなれないよ。」
今にも泣きそうな声で表情で話し始める。

「いつも、嫌われたら、愛想つかされたらどうしよう。って、思ってた。
土浦君はいつも余裕で何でも揃っているから。
それに比べて私には何も無いんだもん。
そんな私が土浦君と釣り合うのかなって不安だったの。
日に日に其の思いが強くなって・・・。」
膝の上の自分の両手を強く握る。

「香穂・・・。」
名前を呼んだあと土浦はそっと香穂子の手自分の手で包み込む。

「土浦君・・・。」

「香穂。俺はお前が思ってるほど余裕なんかない。お前の事となると特に。
そんなふうに見えたなら、俺は思った以上に気持ちを隠すのが上手いって
ことなのんだろうな。
それにお前は自分に何もないと言ったけど、
俺にはないものお前はたくさん持ってる。
だから俺はいつもお前の気持ちが離れ行くんじゃないかと不安だった。
他の奴に気持ちが移るんじゃないか。
俺にことが嫌になるんじゃないかってな。」
香穂子を手を包んでいる土浦の手に一瞬力が入る。

「だから、あの日お前と加地が仲良く話してるのを見てその思いが大きくなって、
加地に嫉妬した挙句、あんな事をしちまったんだ。
本当ゴメンナ香穂。
お前を傷つけるつもりなんてなかったんだ。」
香穂子を真っ直ぐ見つめて土浦は言う。

「土浦君。私達同じようなことで悩んでいたんだね。
もう少し早く気持ちをお互いに伝えていればよかったのにね。
二人とも不器用なのかな。」
と、香穂子は目に涙を浮かべて土浦に微笑んだ。

「そう・・だな。」
香穂子の涙を土浦が優しく拭う。

「土浦君、こんな私でほんとにいいの?」
香穂子は一番聞きたかったことを土浦に聞いてみた。

「お前なぁ〜。」
というと土浦は香穂子を自分の方へ引き寄せるとそのまま抱きしめた。

「お前じゃなきゃ、ダメなんだよ。」
香穂子の耳元でそっと囁く。

「ほ、本当に?」
確かめるかのようにように土浦に言えば。

「この状況でまだ言うのか?」
と、呆れながらも

「お前以外いらない。」
と、とびきり甘い言葉で囁かれた。

「土浦君。私も。土浦くんじゃなきゃ嫌だよ。」
香穂子も土浦の背中に手を回す。

抱きしめあっているのでお互いの表情は見えないが恐らくお互い
これ以上ない幸せな顔をしているに違いないであろう。

少し経ってから自然に互いの体を離すと

土浦の手が香穂子の頬に触れる。

「ここ何日かお前に会えなかったせいで、お前が不足してるんだよ。
補充させてもらっていいか?」
と言うと土浦の顔が香穂子の顔に近づいてくる。
自然に香穂子も目を閉じる。

この間も様な感情を無視した強引なキスではなく
お互いの唇にそっと触れる優しいキス。

唇が離れてお互い目が合い照れながらも笑いあった。

 


公園から二人で手を繋ぎ帰る。

 

「お前にあんな事しちまったからな、何か罪滅ぼしと言うのもおかしいけど
何かさせてくれないか?」
帰り道土浦が苦笑いしながら香穂子に切り出した。

「別に、いいよ。気にしてないから。」
と、笑ってみせたが『それじゃ、俺に気が済まないから』と、ゴリ押しされた。

少し考えて『どんなことでもいいの?』と確かめるように聞くと、

「あんまり高いものは、勘弁してくれよ」
と、困った顔をされる。

「じゃあ、毎日・・・・・<span style="font-size:x-small;">スキって言って欲しいな。</span>」
恥ずかしさから俯いて小さい声になってしまった。

「ダメかな。」
と、言ってから上目遣いで土浦を見ると。

「<span style="font-size:x-small;">マジかよ・・。柄じゃねぇんだけどな。</span>」
と、赤い顔して前髪をかきあげながらブツブツ言っている。

断られるかなぁ&#12316;と、そんな土浦を見ながら香穂子が思い始めた頃

「分かったよ。」
観念したかのように、

「それでいいってお前が言うなら。」
と、照れながら笑う土浦の顔が夕日に照らされ香穂子に、
いつもよりさらに男らしく見せた。

「土浦君、好きだよ。」
そんな土浦を見た香穂子は自然とそう口に出していた。
そう言い出した香穂子に驚きつつも優しく笑い

「俺も香穂お前が好きだ。」
と、土浦が言ったあと、

 

 

二人はとびきり甘い甘い優しいキスをするのであった。

 

                      

 

                             おわり

 

 


おまけ

ところで、公衆の面前で堂々とあんな事して明日天羽ちゃんあたりにからかわれそうじゃない?

・・・・。

もしかして、忘れてたの!!!

うるさいな!!それどころじゃなかったんだよ!!

土浦君って意外と・・・。

う、うるさい。置いてくぞ!!

まっ、まっ、待ってよ&#12316;!!

この会話のとうりに次の日土浦は天羽に追いかけ回される羽目になったのだった。

 

                            おしまい!!

 

 

あとがき


終わりました。
少しは甘くなってましたか??
頑張った感は自分ではあるんですけど。
まだまだ未熟ですがいろんパターンに挑戦していきたいと思います!!
龍神の方はただいま準備中です!!
しばらくお待ちくださいませ!!


                     だっち
                 2011・7・10

 

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