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主にネオロマ、乙女ゲームの二次、夢小説を連載しております。
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将臣ルート4です。

昔の彼氏 ①


今日は待ちに待った平家に食事に行く日。
この日を糧に今週頑張りました。
今週もどんだけ人が入るのというくらい忙しかった。
でも、今日のこの日があったので頑張っちゃいました!!

待ち合わせは夕方の6時なんだけど、手土産を購入するため他の人より早く
有川さんと5時に待ち合わせをしたんだけど・・・・

有川さんが買いに行こうと言い出したのに、肝心の当人がまだ来ていない。
もう15分も過ぎているのに・・・。
私もどちらかと言えば時間にはルーズな方なんだけど、遅れたら悪いと思って
今日は珍しく時間どうりに来たのに。
早く来てくださいよ!!

鞄から携帯を取り出して将臣に、電話をしようとメモリーを弄っていると

「あれ?お前水森か?」
聞きなれた声が前から聞こえる。
顔を上げて正面を見ると、
いつものラフな格好ではなくスーツに身を包んで正装した将臣が立っていた。

普段見慣れている白衣ではなくスーツを着ているせいか
大人っぽく見える将臣に見とれてしまいあそびは声が出なかった。

「おい。水森?」
と、将臣が近づいてきてまだ見てれているあそびをのぞき込んだ。

いつもと違う雰囲気の将臣の顔が突然の目の前に現れたものだから、
『ボッ』と、顔から火が出たように真っ赤になってしまった。

「水森。大丈夫か?顔赤いけど熱でもあるのか?」
まさか、自分顔に見とれていると露程も思ってい無い将臣が心配そうに聞いてくる。

将臣から少し距離をとってから
「だ、大丈夫です。」
と、冷静を装って答えた。

 

 

その格好反則ですよ。。


ギャップがギャップが有りすぎて・・・。
女は、ギャップに弱いって前にも言いませんでしたか!!
有川さんそれでなくてもイケメンなんだからそんな格好
したら、普段意識してなくても意識しちゃうじゃないですか!!

確かに今日は高級料理店に行くから、私だっていつもより丁寧に化粧したり
普段余り履かないスカートとか履いちゃったりしてますけど。
それに、いつも跳ねている髪も何とか直してきてるんでけど。

やっぱり素材がいい人はそれなりの格好をするとより一層栄えるんですね。
羨ましい限りです。
横に一緒に歩くのが辛い・・・。

しかも、これに譲君、望美ちゃんがプラスされれば美男美女だらけの食事会じゃない。
それに平家の方々も・・・。

私だけが凡人・・・。

前々から知っているから落ち込みはしないけどね。

引き立て役なのはいつものことだしね。
それに、そんな私でもいいと言ってくれた人もいたのも事実だし。

「じゃあ、早いところ買いに行きましょう。」
そんなことも考えつつも将臣と手土産を買いに行くことにした。

「ああ。」
一人で赤くなったと思ったらシュンとなりそして直ぐに、何もなかったかのように
いつものあそびに戻っている。
そんなあそびを不思議に思いつつもあそびに同意して歩き出す。

手土産に、美味しいと評判のどら焼きを買うことした。
週末だということもあり、早くに売り切れてしまうため予約を
しておいたのだ。
それを取りに行くところだった。

将臣が遅れてきたせいで、早くしないと閉店時間になってしまうため早足で歩く二人。

あそびは将臣から少し離れた後ろを歩いていた。
そんなあそびに気がつき将臣が歩く速さを落としてくれる。

それでも、何故か二人に距離が縮まることなかった。
さらに将臣は歩く速度を落とす。
だが、何時まで経っても、あそびの姿が自分に視界に入ってくる気配がない。
不思議に思って、将臣は後ろを歩くのあそびを見て足を止めた。
すると、あそびも歩く足を止めた。

「お前何してるんだ。」
呆れ顔をして後ろにいるあそびに尋ねる。

「えっ?どら焼きを買いにお店に向かっているところですけど。」

「そうじゃなくてな・・・。なんでワザワザ俺の後ろを歩いてるんだお前?」
あそびの答えに不服だったのか、少しイライラしながらあそびに言った。

「だって、有川さんかっこよすぎて横にいたら余りにも釣り合ってなくて。
気づいてなかったんですか?
さっきからすれ違う女性すれ違う女性が、有川さん見て振り返ってるの?
そんな人の横を歩くほど度胸ないですよ私。」
と、肩を竦め将臣を見て笑いながら言った。

「はっ?!」
一気に不機嫌な表情になる。

あれ?私なんか悪いこと言ったかな???
将臣の表情に驚いて遠慮気味に上目遣いで、伺うように黙って将臣見ている。

「お前な〜。何言ってるんだ?俺は俺だろうが、いいから隣歩け。」
と、言うとあそびの腕を掴み自分の隣に引っ張った。

「で、でも、私じゃ釣り合わないんですって。」
と、隣に引っ張られたあそびは困ったように将臣を見つめていた。
そんなあそびを無視するかのように

『早くいかないと閉まるぞ。』と、あそびの腕を引張たまま歩き出す。

『有川さん、有川さん』何度将臣を呼ぼうと返事もせずにスタスタと歩き続ける。
全く聞く耳を持たない将臣に、諦めて為されるがまま歩いていた。

暫く将臣に引かれるようにして歩いていたが突然将臣が足を止めた。

「水森、隣を歩けないなら今日の奢りは無しだぞ。それでもいいなら後ろ歩け。」
あそびを見てニヤリと笑うと、私の焦った顔を見て満足そうに手を放した。


「分かりました。歩きます。
それより、本当に急がないとお店しまってしまいますよ。」
と、自分の腕時計を見てから将臣を置いて先に走り出す。


「おい。こら、待てよ。」
と、走っていくあそびを追いかけるために自分も走り出した。


全く、変なところで頑固なんだから有川さん。
隣を歩くよりさっきの方が余っ程注目されたんですよ。
男の人が、女の人を引っ張っているだけでも、何事かと注目されるのに
あんなイケメンな男性が引っ張ってるのが平凡な私なんだから、
余計に女の人の視線が痛かった・・・。

『どうして?あんな子がみたいな・・・。』
私が聞きたいよ。
全く。
変われるなら代わってあげますよ。
私だってそのところは弁えているつもりだし。

履きなれない踵の高い靴で、走ったせいでお店に着く頃には
足がガクガク言っていた。

追いついた将臣と一緒にお店に入ると閉店ギリギリで何とか目的の
物を購入出来た。

まだ、周りの女性たちの視線は気になるものの『平家の為』『平家の為』
と自分に言い聞かせる様に唱えて何とかその場を凌いだ。

そして、譲と望美と合流した二人は平家と行くのであった。

さぁ〜!!存分平家の料理を堪能しようっと、軽くスキップなんかしているあそびの横を
恥ずかしそうに歩く有川兄弟と望美だった。

 

 

 

 

                     つづく。

 

 

あとがき


何だか、料理の話を書いていたら美味しい和食が食べたくなってきました。

無理ですが・・・。
日本に帰った暁には美味しいものをたくさん食べたいと思います。

話の中に出てきたどら焼きのお店ですが、実は実在するんですよ!!

だっちオススメの和菓子屋さんです。

東京では割りと有名店です。

日本橋にあってここのあんこが美味しい!!

もし、知りたい方がいましたらお教えしますので連絡くださいね!!

そんなに高くもないんですよ(#^.^#)

それよりも将臣編
いかかですかね・・・。
実はよくお邪魔させていただいているサイト様の小説が良すぎて、
そんなふうにかけない自分にリアルに落ち込み気味です。
でも、少しずつでも頑張っていきたいと思っております。
愚痴っぽくなってしまいましたねm(_ _)m
次の作品もまたお会いしたいですね♥

 

 


                         だっち
                 2011・7・23

 

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