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主にネオロマ、乙女ゲームの二次、夢小説を連載しております。
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突発的に思いついた加日ssなので
あまり期待しないで読んでもられると嬉しいです。

こちらのお話は加地視点で進んでいきます。


君は知っているのだろうか
   僕がどれほど君の事を好きでを大事に思っているか・・・。

 

 


                    ~ねがい。~

 

 

 

年末のクリスマスコンサートで僕は思い切って
香穂さんに自分の気持ちを伝えた。

そこで奇跡が起こったんだ。
香穂さんも僕の事をスキだと言ってくれたんだ。
想いが通じ合って僕たちは付き合うことになった。
でも、未だに時々夢だったのではないのかと疑うことがある。

なんて僕は幸せなんだろう。
始めは彼女の音に惹かれ次に彼女自身に惹かれた。

今は彼女の持つ全ての物が愛おしい。

土浦あたりに言ったら病気だと呆れらてしまうかもしれないな。

でも実際自分でも呆れるくらい彼女のことが好きで大切で仕方がない。

君に微笑まれるだけで僕はどうしていいかわからなくなる。
君も僕と同じ気持ちでいてくれているのだろうか。

香穂さん君の声で聞かせて僕が不安にならないように。

「加地君お待たせしました。」
練習を終えて彼女がいつもの待ち合わせ場所に来た。

「ふっふっふっ。
そんなに慌てなくたって先に帰ったりはしないよ。」
そう笑う僕に君は申し訳なさそうに

「練習を待ってもらっているだけでも申し訳ないのに
そのうえこれ以上待たせるなんて・・・。」
そう言って彼女は俯いてしまう。

そんな悲しそうな顔しないで、
ねえ香穂さん僕に笑って。

「香穂さん前にも言ったと思うけど君を待っているのは僕の
我侭なんだから君が気にするようなことはないんだ。」
そう優しく微笑めば君は少しだけ笑ってくれる。

その笑顔を見るだけで僕の心は高鳴る。

「それに、待っている時間にこの学園の図書館で思う存分本を読みふけることが
出来るからね。僕にとってはそれほど待っているという感じがしないんだ。
気がつくと君との約束の時間という時だって有るくらいなんだから。」

「加地君。
ありがとう。」

「お礼なんて、それにお礼を言いたいのは僕の方だよ。
君とこうして一緒に帰れるんだから。」

「そんな事。私だって一緒にいられてうれしいんだから。」
頬をサクラ色に染めてそう言ってくれる君は、なんて可愛いんだろう。

そんな顔見せれれたら今スグにでも君を抱きしめたくなる。

「ありがとう香穂さん。」
そう言うと僕は彼女の手を取って

「帰ろうか」
と歩きだした。

最近こうやって手を繋ぐことにようやっと慣れてきて
自然に彼女の手に触れることが出来るようになった。

以前の僕では考えられないことだ。

「加地君。たまには合奏しない?」
下校しながらたわいもない話をしていたが突然彼女がそう切り出した。

「えっ?」
彼女の突然の申し出にすぐには答えられなかった。

「いや?かな・・・。」
不安そうに僕をのぞき込む彼女に気がつき
自分が困惑の表情を浮かべていることに気がついた。

「そんな、僕がそんなこと思うわけないよ。
ただ、君の足を引っ張るんじゃないかと心配なだけだよ。」
苦笑いを浮かべながら僕は彼女を見た。

そう言われた彼女は驚いた顔をして
「足を引っ張るなんて。そんなことあるわけない!!」
彼女は悲しそうな顔して声を荒らげて叫んだ。

彼女が僕のことでここまで怒ることは珍しい。

「加地君。誰が何と言おうとも勿論加地君自身がどう思おうとも
私は加地君の音が好き。」
真っ直ぐ僕を見て言う彼女は夕日を背にしてこんな時に
不謹慎かもしれないけどとても綺麗だった。

「香穂さん。」
そっと彼女の頬に触れると彼女の身体が少し揺れる。

「ありがとう。ふっふっふっ、僕は幸せ者だね。」

「加地君///。」
照れながらも彼女は自分の頬に触れている僕の手にそっと重ねた。

「私は、この手から生み出される音がスキ。この口から聞こえる声が好き
そして、加地君の全てが好きなの。知ってる?」
そう言うと彼女は背伸びをして僕の顔がどんどん近づいてきた。

そしてそっと掠めるだけの優しいキス。

何が起こったのか分からない僕に

「加地君。知らないでしょ?私がどれ位加地君のこと好きか。」
そういって頬をサクラ色に染めて笑う。

「香穂さん。僕は」
目の前にいる彼女を引き寄せた。

「か、加地君?!」
僕の腕の中で慌てている彼女に

「しかえし。」
そう言って更に強く抱きしめた。

「加地君。」

「明日、久しぶりに合奏しようか。」
彼女を抱きしめたまま僕は小さな声でそう囁いた。

「うん。」
嬉しそうに彼女はそう答えると自分も僕の背中に手を回す。

ああ。
なんて幸せな時間なんだろう。

君と居るといや、君といるだけで僕は幸せなんだ。

君だけが僕を幸せにできるのかもしれない。

いつまでもこうやって君との時間が続きますように。

どうか出来ることなら永遠に・・・・。

 

                 


                        おわり

 


あとがき

上手く纏まっていたでしょうか・・・。
加地君書いてみるとなかなか男前にいかない・・・。
土浦君のお話の方が男らしかったかも・・・。

甘くはしたつもりです・・。
が、自信はありません。
加地君はかほちゃんに対しては億手なイメージなので
香穂ちゃんに頑張ってもらいました。

また思いついたら書いてみたいです(*´∀`*)

それでは感想などあれば嬉しいです!!

 


                   だっち    2011・9・25

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