忍者ブログ
主にネオロマ、乙女ゲームの二次、夢小説を連載しております。
 59 |  58 |  57 |  56 |  55 |  54 |  53 |  52 |  51 |  50 |  49 |
×

[PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。

将臣ルート29です。
次回は最終回です。

隣  5


 

 

(暁SIDE)
俺はお前を困らせているよな。
分かっていた。
お前にこういう態度を取られるのもそう言われるのも。
でも、止められなかった。
俺に厳しく俺にために親身になって怒ってくれたのはお前だけだった。
勿論親は別として。
元々三人兄弟の末っ子なために甘く育てられた俺は、なんに対しても軽く考えていた。
そして、そんな宙ぶらりんの時に一生懸命に夢にむかって
頑張っているお前にあったんだ。
底抜けに明るくて前向きで怒りっぽくてとにかく全てが俺にとっては新鮮だった。
だから俺はお前を好きになったんだ。
でも、遠距離とお前の就職をきっかけに少しずつ二人の溝が深くなり最後は俺に好きな人が
出来たことで別れた。
俺が決定的な原因を作ったのは分かっている。
でも、もしそれが無くても俺たちは続いていなかったと思う。
あの頃の俺では・・・・。

会えば働けと真剣に説教するお前にうんざりしていたあの頃の俺では。
親でさえそこまでは言わなかったのにお前はなんで
あんなに必死に言っていたんだろうな。
その事が原因で喧嘩も増えていたしな。
なのにお前は止めなかった。
社会の厳しさ、お金を稼ぐことの厳しさ知ったほうがいいと。
アルバイトばかりじゃわからないことが多いと。
でも、俺は調子の良いことばかり言って言い訳して逃げていた。
お前と別れたあと、別の女と付き合ったけどそれほど長くは持たなかった。
お前と比べたわけじゃない。
でも、つまらなかった。
そして、俺はその後すぐワーキングホリデーでオーストラリアに行ったんだ。
そこで様々な人と会い、色々なことがあった。
今も思い出してもけしていい思い出とまでは言えない。
自分の甘さを痛感させられた。
親に甘えお前に甘え自分自身にも甘かった。
その時お前が言っていたことが始めて理解できた。
こういうことだったのかと。
日本に帰って俺は必死に働いて何とか大きくはないが
今の会社に就職することができた。
もちろん実家も出て。

お前があの頃言ってくれたから今の俺があるだから、友達としてでもいい
俺はお前にそばにいて欲しい。
俺にはお前が必要だと思うから。
俺が間違った方向に行こうとしたら違うとお前なら言ってくれる
なあ、そうだろあそび。
好きな奴に会えばもしかしたら俺はお前を諦められるかもしれない
でも出来なかもしれない。
分からない。

ゴメンなあそび俺はお前を苦しめて傷つけてるんだろうな。
ワガママだと分かっているでも、俺は。
それでも・・・・。

 

 

 

「な、なんとか乗り切った・・・。」
一日の仕事を終えてあそびはそう呟いた。
今日一日はこの龍神に来て今までで一番疲れた一日になった。
それもそのはずだ店のスタッフにバレないように気を遣い、店の仕事も
こなしそれとなく将臣とも会話をする。
疲れない訳がない。
将臣は別にバレてもいいけどな。
なんて軽くいっているがバレるとなんて言って冷やかされるか分からない。
特に湛増あたりに。
それにそういうふうに見られるのもなんだか恥ずかしかったのだ。
そううちバレるだろうとは思うが昨日の今日でバレるのはごめんだった。
営業が終わった店内に行くとなんだかホールのスタッフが集まってなにやら
話をしている。
何事かと近づいて行く。

「ずっとですよ」

「気味が悪いね。なんだろうね。」

「ストーカーか何かじゃないですか?」

「心当たりはあるかい?」
なにやら深刻そうに話をしている。

「どうかしたんですか??」
景時の傍により話しかける。

「ああ。あそびちゃん、
何かね店の外に営業中からずっとこちらを見ている男がいるらしいんだ。
何をしてくるわけでもないんだけどこちらをじっと見ているらしくて気味が悪いんだ。
誰かのストーじゃないかってね。」

「え〜。気持ち悪いですね。店の外からじっとですか。怖いですね。」
ホールのスタッフに加わってあそびも深刻そうに頷く。

あれ?でもこういう話どっかで聞いたような・・・・。

全員が沈黙しているその時

「あっ・・・。」
あそびが小さく声を上げる。
一斉にそこに集まっていたスタッフの視線があそびに集中する。

「もしかしたら・・・・。
いやちょっと行ってきます〜!!」
みんなの視線から逃げるようにその場からダッシュで走り去る。

違って欲しいな・・・。
でも、何か嫌な予感がするんだよね。

そして、店の外に出ると

「やっぱり・・・・。」
店を遠くから見ている暁を見つけた。
あそびを見た暁は、悪びれた様子もなくあそびが出てくるのを
知っていたかの様に笑いかけてくる。

「あんたね・・・。」
少しづつ近づいてくる暁を睨む。

「あそびお疲れ様。」

「お疲れ様じゃないわよ!!」
今にも噴火しそうな気持ちをグッと抑えて強い口調で叫ぶ。

「あれ?怒ってるの?」

「あんたね。
呆れていう言葉がないわよ・・・。」

「でも,あそびがなかなか連絡くれないから悪いんだ。
返事くらいくれてもいいだろ?届いていないのかと思って心配で来ちゃったんだ。」

「・・・・。」
何を言われても上手に交わされてしまう。
何だかバカバカしくなってくる。

「あれ?どうしたの??」
何も言わなくなったあそびを不思議に思ったのか
目の前まで来るとあそびをのぞき込む。

「連絡しなかったのは悪かったけど、あんな気持ち悪いメールしてこないでよ
返事をする気が失せたわよ。」
不機嫌丸出しで暁の顔を見る。

「気持ち悪い?どこが??」
イライラしているあそびを他所に暁はいたって冷静である。

「もういい。何も言わないで。」

「??まあいいや。
それで何時になったら会わせてくれるの?」

「うっっ。」

「無理なの?なら俺も無理だよ?」
楽しいことなんて何も無いのになぜか楽しそうに笑う暁。

「会わせる、会わせるわよ。でも、まだ話してないからもう少し
待ってよ。」

「会わせてくれるんだね?そっかあそびの好きな奴に会えるんだ。
楽しみだな♪」

どこまで本気に思っているかわからないが楽しそうに笑う暁に
何か言ってやろうと口を開いたが

「好きな奴じゃないぜ。付き合ってる奴だ。」
自分ではない声が後ろから聞こえてきた。

驚いて振り返るとそこには不機嫌そうに立って暁を見ている将臣がいた。

 

 

 

 

                       つづく

 

 

 

あとがき
おはようございます〜
もう少し早めのUP予定だったんですが、子供を寝せて
いたらまさかの寝落ちに二日連続です(;´Д`)
暁視点も書いてみました。
意外にまともな人間になっていたんですよ。
色々問題はありますがね(~_~;)
いかがでしかた??
次回はとうとう最終回です。
もう一気に書いてしまいたいので今夜あたりUP出来れば
してしまいたいです。
あと一話お付き合いいただけると嬉しいです♪
次回は長めの文になりそうです(^^ゞ

 

             だっち2011・11・3

 

拍手[1回]

PR
この記事にコメントする
Name
Title
Color
Mail
URL
Comment
Password   Vodafone絵文字 i-mode絵文字 Ezweb絵文字
secret (管理人しか読むことができません)
♥ Admin ♥ Write ♥ Res ♥
カレンダー
11 2017/12 01
S M T W T F S
1 2
3 4 5 6 7 8 9
10 11 12 13 14 15 16
17 18 19 20 21 22 23
24 25 26 27 28 29 30
31
プロフィール
HN:
だっち
性別:
女性
職業:
主婦
自己紹介:
異国在住の平凡主婦です。
カウンター
最新コメント
[05/25 詩織]
ご協力お願いします
お気に入り
「華ヤカ哉、我ガ一族」公式サイト 「華ヤカ哉、我ガ一族」公式サイト 「華ヤカ哉、我ガ一族」公式サイト
忍者アナライズ
Copyright ©  異国の主婦の妄想空間  All Rights Reserved.
*Material by Pearl Box  *Template by tsukika忍者ブログ [PR]