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主にネオロマ、乙女ゲームの二次、夢小説を連載しております。
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将臣ルート7話です。

<span style="font-size:x-large;">昔の彼氏 ④</span>


「実はここ一週間位前から君をある男性が訪ねて来ているんだ。
毎晩・・・。」
経正は、あそびを見ながら話し出す。

「ここには、居ないと言っているのだが・・・。
信じてくれないらしく。
毎晩店の前で君が出てくるんじゃないかと待っているみたいなんだ。
一応警察にも連絡してみたんだが、危害をくわえているわけでもないし
今のところ、君にも接触していないのでどうすることもできないと言われたんだ。
どうやら、野々宮と名乗っているらしいんだけど。
たしか、君が以前付き合っていた人も同じ名前だった気がしたんだが。」
と、いうと困ったようにあそびを見ている経正。

「・・・。
すみません。恐らく私の前の彼氏です。
お店の方に迷惑をかけてしまって申し訳ありません。
直ぐに何とかしますから。」
頭を下げて経正に謝罪をする。

「謝らないでいいんだ頭を上げて。
ただ、君の方が心配なんだ。その彼は所謂ストーカーなのではないかと
君になにかあってはと心配なんだ。
本当は、言わないほうがいいのかもしれないんだがもしも知らないで何かあったら
大変だから。取り敢えず君の耳には入れておこうと思って・・・。」
眉間にしわを寄せて心配そうにあそびを見つめる経正。
あそびはそんな経正の気持ちが嬉しかった。


もしかしたらお客さんに何か言われたかもしれない。
男の人がずっと店の前で見ているんだもん。
気持ち悪いよね。なのに、私の身を案じてくれた。
なんでそんなにいい人なんだろう。

それに比べてあの男は今更なんなんだろう。
店に来るなんて信じられない。
っていうかどの面下げて私に会いに来たわけ??

「経正さん。本当気遣ってくださってありがとうございます。
でも、大丈夫です。
彼は、ストーカーになるような人ではないと思いますから。
私に何か伝えたんだと思います。
なので、心配しないでください。
今日も来ているようなら私なんとかしますから。」
経正を見てにっこり笑う。
そんなあそびを見て益々眉間のしわの溝を深くする。
あそびはそう言っても経正の表情が冴えないのに気がつき

「経正さん。
もしかして、既に来てるんですか??」
まさかとは思いながら、恐る恐る聞いてみた。

なかなか返事をくれない経正にあそびは『来ている。』そう確信した。

「経正さん。大丈夫ですから!!本当。
彼は、そんな暴力的な人ではないしどちらかと言えば草食系なんですから。
ねっ!!心配しないでください。そろそろみんなが心配します。
部屋に戻りましょう。」
そう言うと、経正の背中を押して部屋に戻る。

面倒くさい事になったな・・・。
本当は会いたくないこれが本音。
でも、そういうわけにもいかないよねこの状況・・・。
既に別れてからもう2年近くになるんだよ。
連絡先だってとっくの昔に処分したし。
携帯だって変えてしまった上に、
メモリーから消去したから知らないし。
ここで会っていくしかないでしょ。
は&#12316;

あそびは心の中でここ最近では一番の深&#12316;いため息をついた。

部屋に戻るとみんなで酒盛りになっていた。
これから、平家にみんなと飲みに行くらしい。
勿論私も来るとばかり思っていた有川さんにとても驚かれた。

「なんか、悪いもんでも食ったのか??」
こんな風に。
平家のみなさんに失礼ですよ。
有川さんと同じもの食べてるんですからね。
状況を知っている経正だけ一人不安そうにあそびを見ていた。

「じゃあ、水森さん途中まで送りますよ。」
そう、隣にいた譲に言われる。

「あれ?譲君はいかないの??」

「俺は、暫くお酒は・・・。」
沈んだ表情の譲を見て思い出す。

そうでした。
譲君、この間あんなことがあったからお酒控えてるんだったけ。


「ごめんごめん。そうだったね&#12316;。」
笑いながら譲を見ると恥ずかしそうに俯いてしまった。

「でも、ちょっと寄るところがあるから気持ちだけ受け取っておくね。」
そう言って譲に断った。

「そうですか。」


「おい、水森。こんな時間からどっか行くのか?」
追求してこない讓のかわりに他の皆と話しているはずの将臣がきてくる。

「まあ、ちょっと野暮用ですよ。」
誤魔化すように笑う。

そんなあそびに将臣は何か感じたのか訝しげな表情をうかべる。
将臣にそんな表情で見つめられ堪らなくなり、つい将臣から目を逸らしてしまった。

二人の様子に気が付いた経正が

「将臣、私が水森さんに少し頼み事をしたんです。
こんなことになっているとは知らなくて、すみません。」
経正にそう言われてしまっては何も言えない将臣は渋々ではあるが

「なら仕方無いな。」
と、あそびを一度チラリと見てから納得してくれた。

望美の分を払いに先に会計に行く。
そこで女将さんと少し話しているとそこへ将臣がやって来た。

「お前。ああ、望美のぶんか。ほら」
そう言うと徐に自分の財布からお金を出しあそびに渡す。

「はっ?」
将臣に差し出されたお金をみて不思議な顔をしていると。

「望美の分だよ。」
と、今度はお金を握らされた。

「でも、望美ちゃんの分は私がって・・・。」

「いいから、今回は俺が払うから。お前は出さなくていい。」
そういうと。あそびに背を向けて支払いを済ませた。

「有川さん。」
将臣の背中を見つめながら小さく呼ぶ。

「気にするな。」
そう返ってきた。

普段怠そうにして何も考えてなさそうにしてるけどイザというときには、
占めてくれるんだよね。有川さんって。

自然と笑みがこぼれる。

振り返った将臣に「御馳走様でした。」
頭をペコリと下げて笑った。

そんなあそびの頭をポンポンと叩いて。
笑ってくれた。

平家の皆に挨拶を済まして私達は店を後にした。

店を出ると私は、店の道向かいに彼を発見した。
勿論彼も私に気がつき近づいてくる。

みんなに気がつかれないように首を横に振りそこに居てと合図を送る。
それに気がつき歩を止る。

「じゃな、水森。」
「明日ね。あそびさん。」
「おやすみなさい水森さん。」
皆にそう言われると手を振り『おやすみなさい』と、いって別れた。

みんなと別れると私は彼に近づいてく。

「久しぶり。」
そう言って彼は私を見て笑った。

 

 

 


                                 つづく

 

 

あとがき

いいわけです。
遥か5をプレイ中なので更新が遅れました。
理由はそれだけではないんですけど。
色々といそがしくて・・・・。

この回のお話はもう少々続きます。
お付き合いくださると嬉しいです。

 

                                だっち
                             2011・8・4

 

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