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主にネオロマ、乙女ゲームの二次、夢小説を連載しております。
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ヒノエルート9です。

貸しの代償 5


湛増にからかわれたせいでいつまでも車のドアに張り付いていたあそびは、
突然開かれたドアに体のバランスを崩し背中から地面に倒れ込んだ。

あっ!!

強い衝撃が来ると覚悟を決めて目をギュッと瞑る。
が、来るはずの衝撃がいつまでも来ないそれどころか柔らかい何かに支えられている感じがする。

ゆっくりと片目を明けると

「わ〜!!!」

あそびの目の前には湛増のドアップ。驚いてジタバタと暴れる。

「あそび。暴れるなよ。落ちるぞ。」
あそびにいつまでも衝撃が襲ってこなかったのは、
湛増が落ちそうになったあそびを抱きとめていたのだった。

「で、で、でも」

「ちょっと待ってな。ほら。よっと。」
そう言うと軽々とあそびを抱きかかえて立ち上がらせた。


軽々と持ち上げられてしまったことに驚いて
黙って湛増を見つめる。

こんなに華奢な身体のどこにそんな力があるの??
私けして軽くないよ。
もしかして、藤原君私脱いだら凄いのよ!
みたいな身体してるの??

湛増の顔から身体へと視線が移る。

もしかして、スッゴク良い身体してるんじゃ・・・。
どうしよう。なんかドキドキしてきた。
脱いだら・・・。
脱いだら・・・。

妄想大爆発している途中で


「あそび?」
眉間にシワを寄せてあそびを目を細めて話しかける。

良からぬ妄想していたとバレているのか。

「違うよ!!イヤイヤイヤイヤイヤイヤイヤイヤ
なんでもないよ!!そ、それより早く行こう!」
と、歩きだしたあそびだったが自分の目の前にある建物を見て足を止めざる得なかった。

目の前にはお屋敷のような大きな洋館風の建物があった。

何ですかこのドデカイ建物は・・・・。

暫くそのあそびの目の前にある物をぽか〜んと口を開けたまま見上げていた。

「あそび?何アホ面してるんだい。折角の可愛い顔が台無しだぜ?」
自分の横に立っていつまでも口を開けたままのあそびを見て笑いながら言った。

「あっ。うん。ちょっとあまりの大きさに驚いちゃって・・・。」

「じゃあ、行こうか。さっ、手をどうぞ。」
そう言うと自分の腕を差し出す。
どうやらここに手を置といっているらしい。

少し躊躇ったあと素直に湛増の腕に手を置いた。

それを満足そうに見ると中に入っていく。

お城とも言えなくもない大きな洋館を眺めながら湛増に引かれるままあそびも中に入っていった。

あそびは未だにココが何処でこれから何があるのかも、何をするのかも何も聞かされたなかった。
ただ、人にプレゼントするなら何をする?という質問をされただけだ。
あそびが何を聞いても、『行けばわかるよ。』それの一点張り。
あそびも諦めて後半は聞くことをやめた。

大きな立派な扉を開くと外観と釣り合う豪華絢爛な装飾や調度品か並べられている
入るとすぐ大きなホールになっており、立派な大きなシャンデリア吊るされていた。
その見事なシャンデリアにあそびは、またもや大きな口を開けて見上げていたのだった。

「あそび、また口開いてるぜ。」
耳元でそっと笑いながら言われる。

湛増に言われて赤くなりながら慌てて口を閉じて前を向く。
前を見て気がついたがホールには自分達以外にも正装やドレスアップをした人が沢山がいる。


一体ここで何があるの??
舞踏会??
まさかね・・・。
私踊れないよワルツなんて。
踊れるのは学生時代にやった盆踊りか、ジンギスカン、マイムマイム位なんですが。

そんなことを考えていると

「あそび。言い忘れていたけど今日は俺の事ヒノエって呼んでくれるかい?」
小声でそう言われる。

「どうし」
と、尋ねる前に

「いいね?」
そう言われてしまいまたもや聞いたところで答えるつもりがないようだ。

諦めて、『分かった』とだけ返事をした。

「じゃあ、ここで少しだけ待っていてくれるかい?」
大きなお屋敷中をまるで知っているかのように迷うことなくある大きな扉の前に
連れてこられる。

「えっ?」

「この部屋で待ってて。俺も着替えてくるから。」
そう言うと部屋のドアを開ける。

「寂しいと思うけど直ぐ戻るからさ。いいね、ここから出るなよあそび」
そう笑いながら言うとヒノエはあそびを部屋に招き入れると自分はドアをしめ
そのまま何処かに行ってしまった。

部屋に入るとなんとも豪華な部屋だった。
キラキラしていて如何にも高そうな調度品や家具が並んでいる。

落ち着かない・・・。
無駄に部屋の中をウロウロしている。
何度も家具にぶつかりそうになりヒヤッとする。

どこもかしこもキラキラしている上にいくら庶民のあそびでもこれらが高級なものばかりだろう
ということはわかる。
故に落ち着かない。
だから動く。
するとぶつかって壊す危険性がある・・・。
悪循環。

なんなのよ。此処は・・・。

そしてそんなときに限って。
ヤバッ・・・。
行きたくなって来ちゃった・・・。
どこへって??
こんな時に行きたいと言ったらひとつしかないでしょ・・・。

生理現象です。

ト、トイレに行きたい・・・。
ヒノエ君すぐ帰ってくるって言ってたよね・・・。
すぐってどれ位・・・。
う〜。これは緊急事態かも・・・。

ト、トイレくらいいいよね??
終わったらすぐ帰ってきたらいいんだもんね。

よし、そうと決まれば善は急げ早いとこ行こう。
手遅れになる前に!!
この年で然もここでそそうをするわけにはいかない!!

そう思うとヒノエからここにいろよと言われたにもかかわらず
あそびはトイレを探しに部屋を飛び出して行った。



トイレを探しに出たものの一体何処にあるのか全く見当もつかず、
キョロキョロしながら建物の中をさまよっていた。

そしてどうにかこの建物の人らしき人にトイレの場所を聞き出すことに成功して
無事にトイレにたどり着いた。

あ〜良かった間に合ってこの年にもなってそそうなんて洒落にならない。

トイレを済ませて個室から出ようとしたとき興味深い話があそびの耳に飛び込んできた。
思わずトイレのドアに近づきダンボの耳のようにして耳を澄ました。
トイレの個室の外で女性が二人で話をしている。

「そうらしわよ。滅多に前に出てこないらしいんだけど今日はなんだか特別らしいのよ。」

「そうなの??ならもっとお洒落してくるんだった。
あの湛増様もいらっしゃるって知ってたら。
でもでも、今までだって顔出したことないんでしょ?なんで今回突然?」

「私もそう思うのよね。
でも、湛快様がおよびになったらしいわ。藤原財閥の記念パーティーだもの。
一人息子の湛増様だものくるわよ。」

「なら楽しみね。とてもステキ方だと言う噂だから。」

「そうね。チャンスかもしれないわね。
藤原財閥といったら日本でも5本の指に入る有名なお家だものね。」

「探しにいきましょうよ。」

「ええ。私が先に声かけっるんだからね。」

「あらそこはフェアーに行きましょうよ。」
と言って二人組の女性たちはキャッキャッ言いながらどうやら
トイレから出ていってしまったようだった。

あそびは混乱している頭を整理している。

始めに、湛増って言う名前なんてそうそういないよね。
ということはヒノエ→湛増でいいんだよね。

湛増→藤原君だよね。

で藤原君→藤原財閥の一人息子??

って・・・・。



ええええ!!!!

トイレにあそびの大絶叫が響きわたった。



                つづく

あとがき

ヒノエが何者か少しわかりましたね(^^♪
次回は弁慶さんご出演です!
多分・・・。
更新早めで行きますね(*´∀`*)


        だっち2011・12・15

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