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主にネオロマ、乙女ゲームの二次、夢小説を連載しております。
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ヒノエルート1です。

女の子には(?)優しく?! 1

 


私は昨日の疲労を感じつつも、いつもどうり仕事をこなしていた。
我ながら、天晴な仕事人間!!と思いつつもそんな日に限って朝からなんだか忙しい。

九郎さんに買ってきたクッションを渡した後、
『昨日はごめんね~』と、梶原さんに謝られ、
『昨日はすまなかったな。』と、有川さんに謝られ、
夕方から来た譲君のにも『本当にすみませんでした。』と、
深々と頭を下げられながら謝られた。

そして、謝られるたびに『いいんです。気にしないでください』とうようなことを、
言い続け今日も仕事とは違う疲労感に苦しんでいた。

ある意味このやりとりで昨日一日の内容の濃さを物語いたのである。

そして一日の営業が終了して、例の疲労感+仕事での疲労感で
キッチンのテーブルの上で両手を伸ばして俯せでいると

「あれ?あそびは週の初っ端なのにもうそんなにお疲れモードなのかい?」
と、頭の上から声が降ってきた。

声がした方に少しだけ顔を上げると、
端正な顔立ちの湛増があそびを見て楽しそうに笑って立っていた。


「藤原君か。」
と湛増の顔を確認すると少しだけ上げた顔をまた、元に戻す。

「相変わらずつれないねあそびは、俺にお前の可愛らしい顔を見せてくれないのかい?」
俯せでいるあそびの頭の上に、顔を近づけて囁く。

「なっ!!!。」
あそびは、湛増に言われた言葉の衝撃でそのまま固まってしまった。

「やっぱり、面白いね、あそびは。」
固まっているあそびに、笑いを堪えて話しかけた。

からかわれました・・・。

「もう、やめてよ。気持ち悪い事言うの。鳥肌立っちゃったじゃないの。」
テーブルから体を起こし笑っている湛増に怪訝な顔をしていった。

「オイオイ。気持ち悪いって・・・。」
そう言って湛増は呆れた顔をしている。

「可愛いなんて、私に使うような言葉じゃないよ。
使うなら、望美ちゃんとか朔ちゃんなんかに使ってよ。
それに藤原君の方がよっぽど可愛いんじゃない。
そんな人に言われても現実味がないしそれに拒絶反応が出て鳥肌立ちっぱなしだよ。」
と、『ほら』と言って自分の腕を湛増に見せた。

「全くお前には敵わないねぇ~。」
と、苦笑いを見せる湛増に

「そんなことないと思うけど。」
と、そっけなく答えた。

ハッキリ言って藤原君は苦手な部類の人間だ。

私とは真逆にいる人間のような気がして、
昨日のこともあるし余り深入りしたくない。

「疲れたから、もう帰るね。お疲れ様〜。じゃあね、藤原君。」
と、一方的に会話を終わらせその場から離れようと湛増に背を向けた。

「待ってよ。藤原君なんてよそよそしいねぇ。あそびは、ヒノエって呼んでくれないのかい?」
背後からそう言われあそびは再び固まってしまった。

「その反応・・・。やっぱり、あそび昨日あそこにいたんだ。」

「な、何のこと?」
固まって背を向けたまま冷静を装い湛増に聞き返した。

「あそびは、嘘を付くのが下手だね。」
と、あそびのすぐ後ろまで近づいて耳元で囁く。

と、と、と、吐息が耳にかかるんですけど。

「う、嘘なんてついてないよ?」湛増から離れるように少し前に出て距離を取る。

「じゃあ、なんで俺がヒノエって名前出したとき聞き返さなかったの?
誰のこと?って。」
と、言っている湛増に再び近づかられてしまう。


「えっと、藤原君の名前かなぁ〜なんて」

「へ~。この間あれだけ人の名前で笑っておいて忘れったっていうのかい?」
湛増の声が不機嫌な声の色に変わった。

う~藪蛇・・・。

「いや、その・・・。」
あそびは、返す言葉が見つからず黙ってしまった。


あそびのそんな様子に気がついたのか、湛増はあそびから離れ、

「あそび、俺はお前を苛めてるわけじゃないんだぜ。
それに大体にしてお前は、俺に嘘突き通せると思ってるのかい??」
と、余裕有りげな声で言われてしまった。


・・・・。
なんでそんなに余裕なんだろう・・。
だいたいあんな場面見られ嫌なのは藤原君の方じゃないの??

あそびは、開き直ったのか湛増の方を振り向き

「わかりましたよ。居ました。居ましたよ。
藤原君が豪快に引張叩かれたあの場所に。
直接その現場は見てないけど、痛々しい音が響きわたってたし、
大体あんな道の真ん中であんな事していたら誰だって気になるでしょ?
違う?見られて困るようなことしていたのは、藤原君の方なんだから私は悪くないよ。」
と、上目で睨むように挑戦的な口調で湛増に言った。

私間違ったこと言ってないよね?

それに藤原君の事を思って何も言わないでいたのに、
なんで私がそのことをとやかく言われなきゃならないのよ。

そんなあそびの態度が、可笑しかったのか

「本当お前は最高だね〜。
でも、俺はお前を責めてなんかいないと思うんだけど。」

「へっ??違うの??」
と、言った私はとてつもなく間抜け面だったに違いない。


考えてみれば私何も悪いことしてないんだよね!!
そっかそっか!!
あそびは自分で納得したのか、『うん、うん』と頷いていた。

「あそび、一人で納得してるのはいいんだけど、俺のこと忘れてない?」
呆れたようにキッチンのテーブルの上に腰をかけて両腕を組んでいる湛増がそういった。

「そんなことないよ。」
と、言いつつもあそびは何かにつけて自分の世界に入り込む癖があるのだが、
本人は全くそのことに気が付いてはおらず偶に周りをイライラさせる。

「まぁ、あそびがそう言うならそういうことにしてやっておいてもいいけどね。」
と、言って湛増はテーブルから飛び降りと、話を続けた。

「さっきの話に戻るけど、昨日見てたんならなんで声かけてくれなかったんだい?」
湛増の口から出た言葉に驚きすぎて、

「えっ?」
と、一言言ったあと言葉が続かなかった。


冗談かな・・・。
意地悪して誤魔化してるかだよね・・。

と、思い湛増の顔を見ると至って真顔で、こちらをからかっている様子は見られない。

もしかして昨日のあの状況で、私に声を掛けて欲しかった。
そういう事??

ありえない・・・。
普通、そんな事嫌なはずだけど・・・。


「ちょ、ちょ、ちょっと待って。藤原君は、昨日の事その恥ずかしいとか思わないの?」
湛増のことが理解できないあそびは冷静を装いながらも、理解不能という顔で湛増に訪ねた。


「なんで?だって、あれは向こうのちょっとした勘違いだったし。
俺を叩いて気が済むんだったらそれはそれでいいんじゃない?」
と、湛増は他人事のように涼しい顔でそんなことをしれっと言ってみせる。


やっぱり、理解不能・・・。

私の常識って一般的だと思ってたんだけど、藤原君には通じないみたい・・・。
多分根本が違うんだろうな〜。

そしてそんな藤原君に「そ、そうなんだ・・・。」このくらいしか私に返せる言葉は無かった。

「で、なんで何も言わずに帰ったんだい?」
 
「・・・・。」


なんでって・・・。
こっちが聞きたいくらいだよ。
なんでそんな事聞くのか。

答える言葉が見つからずに黙ったままでいると、

「ねぇ、あそび教えてよ。」
と、艶のある声と表情であそびに顔を近づけ
そっと耳打ちをする。

「///!!!」
あそびは、咄嗟に湛増から逃げるかのように離れた。

「あははは。やっぱりあそびは面白いね~。」
そんなあそびを見て声を上げて笑っている。

またもや、からかわれた・・・。

そう思うとなんだか腹が立ってきた。

「藤原君、いい加減にして欲しいんだけど。私で遊ぶのやめてくれないかな?」
と、不機嫌丸出しで湛増を睨み付ける。

「ごめん、ごめん。反応が新鮮だからつい。」
楽しそうに笑っている顔はなんだかとても歳相応に見えてとても可愛く見えてしまった。

そんな顔見せられて、怒るに怒れなくなってしまったあそびは

「もういいよ。
昨日のことは藤原くんじゃなくても声掛けずに帰ったと思う。
だって、何だか修羅場そうだったしそんなのに巻き込まれたくないもん。
女って怖いんだよ。特に男が絡むとさっ。
本当、金が絡むと人は変わるって言うけど女の場合は男が絡むとも同じことが言えると思う。
触らぬ神に祟りなしって感じ。」
と、真面目な顔で笑ってる湛増に饒舌に語った。

そんなあそびの話を聞いて納得したのかしてないのか

「へ〜。あそびは、怖い思いしたことあるんだ。」
と、驚いたように目を大きく開きあそびをみている。


げっ。
痛いところをついてくるな・・・。
藤原君やっぱり侮れない。

「まぁ、いいじゃない。そんなことはどうでも。」
と、サラっと流したかったあそびだったが

「俺は、今後のために聞いておきたいけど。」
と、楽しそうに食いついてくる。

 

藤原君ってやっぱり苦手・・・。
分かってて全部言ってるんだもん。
何だか彼の手のひらの上で遊ばれてる感が否めない。
全く私の事聞いたって何も楽しい事なんかないのに。

「藤原君は、身をもって知ったほうがいいと思うから教えてあげません。」
と、少し意地悪に笑って言った。

 

 


               つづく

 

 

あとがき

ヒノエを湛増と呼ばせていただいていますが、始めは楽しかったんですが
だんだん面倒臭くなってきた(-_-;)
そのうちヒノエにすり替えてやる!!!
流れに乗るとヒノエは楽しいです。
でも、乗れないと辛いです。
将臣ルートとはまた違った内容で進んでいきますので(当たり前か)(#^.^#)
ではでは次回もまた読みに来ていただけると嬉しいです!

 

                 だっち2011・11・18

 

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