忍者ブログ
主にネオロマ、乙女ゲームの二次、夢小説を連載しております。
 105 |  106 |  104 |  103 |  102 |  100 |  99 |  96 |  98 |  97 |  95 |
×

[PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。

龍神敦盛ルート2です。
更新の間がかなりあいてしまっています。
すみません。

 

 

可愛い後輩 2

敦盛とやってきたのは、
あそびが最近よく利用している自分の家から割と近いところにある居酒屋だった。

お店に入ると、女一人で来るのが珍しいのか、
この店の者にスッカリ顔を覚えられており入るなり、
『おかえりなさい。水森様』と、メイド喫茶バリの挨拶で迎えられた。

そんな挨拶されて敦盛を見て苦笑いをしつつも、
『ただいま〜!!でも今日は、一人じゃないよ〜!!』とピースサインをしながら
、『二人です!!』と、笑顔で返す。

ホールのスッタフの人に笑われながら、いつものカウンターに案内された。

「あっ。カウンターで良かったかな・・。」
と、後ろにいた敦盛に今頃になって確認する。

「あっ、ああ。私はどこでも構わない。」
と、突然あそびに尋ねられ少し驚いたのか吃り気味の声で返事が返ってきた。

「ごめんね。つい、いつもの癖で一人だとついカウンターになっちゃって・・・。
でも、ここでいいなら座ろっか。」
と、敦盛の前の椅子を引く。
そして、敦盛が座る前に自分は隣の席に腰を降ろした。

敦盛が座ると、ホールスタッフにおしぼり渡されドリンクの注文を聞かれた。

「えっと。私は、いつもの生中で、敦盛君は何にする?」
と、手をおしぼりで拭きながらメニューを見ている敦盛を見て尋ねる。

「私は・・・。」
メニューを見て困った表情を浮かべている敦盛に「お酒じゃなくたっていいんだよ??」
と、言うと

「しかし。水森殿がお酒なのに私がお酒ではないというのは・・・。」
と、無理をしてお酒を注文しようとする敦盛。

律儀というか、真面目というか敦盛君らしいけどね。

そして、ドリンクメニューを真剣に見ている敦盛をよそに

「梅酒の水割りすごく薄〜いのと、ウーロン茶一杯お願いします。」
と、言いながら敦盛の見ていたドリンクのメニューを取り上げた。

驚いたような顔でこちらを見ている敦盛に笑いながら

「無理なんかしなくてもいいんだよ。
いつも無理して飲んでたでしょ?いつか言おうと思ってたんだ。
だから、敦盛君無理なんかしちゃダメだよ。
私は、こんなんだから付き合う必要ないし一緒にいてくれるだけで嬉しんいんだから!!」
と、言えば敦盛君はうつむき加減にほんのり顔を染めて『ありがとう」と、言ってくれた。

 

 

その顔眩しすぎる!!

 

敦盛君の顔ったら反則なくらい可愛くてつくづく男の子にしておくのが
勿体無いと改めて確信してしまった。

男の子なのに『守らなきゃ』みたいな感覚にさせられるの。
例えば、電車での痴漢からとか。
私なんかよりよっぽど痴漢に合いそうなんだもん。
少しでいいからその可愛さ私に分けて欲しいよ。

そんなことを考えながら敦盛を見つめていたら、敦盛君が私の方を見て
『水森殿・・・。』
と、困惑した表情をしているのに気がつき思っていたことが
全て口に出てしまっていることを瞬時に悟った。

 

「ごめん、ごめん。つい、つい本音が出てしまったよ。」
と、全く謝罪になってない言葉を言いながらあそびは誤魔化すように、
自分の顔の前で両手を合わせて片目を瞑った。

「水森殿・・。本音とは。」
と、言って相変わず浮かない表情を浮かべている敦盛とあそびの前に
タイミングよく(?)ドリンクが運ばれてきた。

「さっ。敦盛君そんな顔してないで乾杯しよう!!」
と、グラスを持ち話をはぐらかすかのように
『はい、梅酒』と、言ってグラスを敦盛に持たせ

『今日もお疲れ様でした。乾杯〜!!』と、
敦盛のグラスに自分のグラスを軽くぶつけグラスに口を付けた。

そんなあそびの勢いに流されるまま敦盛も
『お疲れ様でした』と、言って同じく梅酒の方のグラスに口を付けた。

「やっぱり、仕事の後のこの一杯って最高だよね〜。」
と、しみじみ言いながらグラスに入っている残りのビールを見ながら、
満面の笑を浮かべているあそびを見た敦盛は、
あそびが余りにも美味しそうに幸せそうに飲む姿に、
自分が気がつかないほど自然に顔が綻んでいることに気が付いていなかった。


その後二人は仕事の話や、最近食事に行ったお店の話、龍神のスタッフの話などで
盛り上がり、気が付けば日にちを跨いでずいぶんと
時間が経ってしまっていたのでそろそろ、帰ろうということになった。

勿論まだまだお酒は飲み足りないけど、
明日も仕事だしこれ以上いつも出勤の早い敦盛君を
付き合わせるわけにはいかないのでお開きにした。

自分がお酒も飲まないのに私に付き合って、
辛いはずなのに『水森殿はもういいのだろうか』なんて聞いてくれる敦盛君。
本当いい後輩に恵まれたよね私。
その点私を後輩に持つお店の人達や平家の人たちは可哀想かも・・。
酒飲みだし、寝坊助だし・・・。実はこれでいて結構生意気だし。

良いところ探すほうが難しいかも・・・。
仕事は真面目にしているつもりですが・・・。


お会計を済ませ
(勿論私の奢りと言いたかったのに、、
敦盛君に思ったよりも強く拒否られたので、
先輩の面子も立てること叶わず割り勘。)
お店を後にした。

 

                                  つづく







あとがき

コチラも久しぶりですね(~_~;)
以前のようなペースは無理ですが少しでも
結末に少しでも近づけるように頑張ります。



だっち
2012・8・24

 

拍手[0回]

PR
この記事にコメントする
Name
Title
Color
Mail
URL
Comment
Password   Vodafone絵文字 i-mode絵文字 Ezweb絵文字
secret (管理人しか読むことができません)
♥ Admin ♥ Write ♥ Res ♥
カレンダー
02 2024/03 04
S M T W T F S
1 2
3 4 5 6 7 8 9
10 11 12 13 14 15 16
17 18 19 20 21 22 23
24 25 26 27 28 29 30
31
プロフィール
HN:
だっち
性別:
女性
職業:
主婦
自己紹介:
異国在住の平凡主婦です。
カウンター
最新コメント
[05/25 詩織]
ご協力お願いします
お気に入り
「華ヤカ哉、我ガ一族」公式サイト 「華ヤカ哉、我ガ一族」公式サイト 「華ヤカ哉、我ガ一族」公式サイト
忍者アナライズ
Copyright ©  異国の主婦の妄想空間  All Rights Reserved.
*Material by Pearl Box  *Template by tsukika忍者ブログ [PR]