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主にネオロマ、乙女ゲームの二次、夢小説を連載しております。
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龍神ヒノエルート25になります。

大変長らくおまたせしました・・。
すみません三ヶ月近く放置・・・。
反省です。

残ったもの 5

フラフラしているヒノエを支えながら、どうにか自分の家の前まで来ていた。
来ていたのだが・・・。

なかなかマンションの前から中に入ろうとしないあそびに、

「あそび?」
とヒノエが声をかけてきた。

「あっ。えっと・・・。」
一瞬ヒノエを見たが直ぐに目をそらしてしまう。

一晩同じ部屋で過ごす・・・。
この事があそびの頭の中でグルグルと回っている。

あれだよね・・・。
一晩同じ部屋でってことは・・・。
イヤイヤイヤイヤイヤイヤイヤイヤ。

ワンコそう!拾ってきたワンコを泊めると思えばいいんだ。
ほら!ヒノエ君も酔っ払ってるし。
それに私を女でなんて思っている訳がない!

ヒノエ君にとって私はただの同僚。
そうただの・・・・同僚・・・・。
そう考えると無性に悲しくなる。
好意を寄せている相手と一晩同じ部屋で過ごす。
そういう関係になりたいわけじゃない。
訳じゃないけど・・・。

全く相手にされないというものなんとも複雑な気持ちになる。

一体私はどうしたいの??
ヒノエ君のことは好きだ。
一緒にいられる時間が長くなるのは正直嬉しい。

でも、
でも、
万が一ヒノエ君が迫ってきたら??

ないないないないない。
でも、酔った勢いでとか・・・。

こんなにフラフラなのに?

相手の思いも知らないでその場の雰囲気で流されて
そいうい関係になることだけは嫌だ。
でも、
万に一つでもヒノエ君に迫られてきっぱりと
断れるだけの意思を持っていられるだろうか・・・。

正直分からない・・・。
自分が好きな相手が酔った勢いで
もし好きだと言われて迫られでもしたら。
流されてしまうかもしれない。

ヒノエ君はそんな人ではないと分かっている。
分かっているのだが・・・。

・・・・。
ずっとそんな感じで黙って困惑な表情を浮かべているあそびを見て。

「あそび?」

「おい、あそびったく。」

「ふ〜」
なんども呼びかけても気がつく様子のないあそびに
ヒノエは耳に息を吹きかけた。

「ぎゃ〜!!!」
息を吹きかけられた耳を塞いでヒノエから距離を取った。

「な、な、な、何すんの!!!」

「あはは。やっと気づいてくれたね。」
そう言っていたずらっぽく笑うヒノエ。

「お前が何度呼んでも気がつかないからだぜ。」

「き、気がつかなかったって、他にもやりようがあるじゃない!」
顔を真っ赤にしてヒノエ叫ぶ。

「生憎俺にはこれしか思いつかなくてね。」
興奮しているあそびを他所にヒノエはなぜか楽しそうだ。

人の気も知らないで。
と呟く。

「うん?何か言たあそび?」

「いいえ別に何も言ってない。」

「へ~じゃあ、早く中に入ろうぜ。」

「ぐ・・・・。」


「どうしたんだい?
まさか部屋が汚いとか?」

「・・・・。部屋は・・・・。
綺麗ではないけど・・・いやそうじゃなくて・・・。」
歯切れが悪いあそびをみて。

「もしかしてあそび、俺が何かするんじゃないかって
きたいしてるのかい?」

「!!、な、何言ってるの、そ、そんな事考えてるわけないじゃない。
ば、ばっかじゃない。」

「ならいいけど。じゃ、行こうぜ。」

「・・・・・。」

「あそび」
下を向いているあそびの傍に近づいて
ヒノエは頬にそっと掠めるようなキスをした。

「なっ!?」
慌てて顔を上げてヒノエを見上げる。
そして、きっと自分をからかっていたずらっぽく笑って
いるヒノエがいるんだとばかり思っていた。

でも、顔を上げた瞬間
寂しそうに瞳を揺らしているヒノエの顔があった。
思わず目を逸らしてしまう。

「ごめんごめん。少し、からかいすぎたようだね。」

そして次見たヒノエの顔はいつも笑顔に戻っていた

「お前がどんな態度とるかなって遊んでみただけだよ。
こんなに困らすつもりじゃなかったんだけどね。
ごめんな。」
そう言ってヒノエは自分がキスをしたあそびの頬を指さわる。

「・・・・・。こ、困ったわけじゃ・・・。」
頭が混乱してヒノエのあの表情が頭にこびりついて上手く言葉がでてこない。

「隠すなよ。お前は嘘つくの下手だからね。
今日は楽しかったよ。」
そう言ってヒノエの指があそびの頬から離れる。

「でも、そんなに俺は信用ないかい?」

「だから、その、ち、」

「ごめんごめん。俺が悪かったんだ。
じゃあ、またねあそび」
そう言ってヒノエはあそびに背を向け歩きだした。

「ち、違うから!」
背を向けたヒノエに叫ぶ。

そんなあそびの声に驚いてこちらを振り向く。

「違うから、ヒノエ君を信用していないわけじゃない。
そうじゃなくて。」
今言わなくてはいけない気がしてあそびは叫んだ。

何を言わなきゃなんてわからないけどそれでも今、
ヒノエを呼び止めなきゃいけない気がした。

「違う。うまく言えないけどヒノエ君を信用していないとか、嫌だからとかじゃなくて。
あ〜うまく言葉にできない。」
泣きそうな顔をして叫んでいるあそびにヒノエがゆっくりと近づいてくる。

「あそび」
その言葉と同時に再び頬にヒノエの指が触れる。

ビクット身体が震える。
ヒノエの触れた指から全身に熱が伝わる。

「何も言わないで。」
そう言った後

あそびの唇にヒノエの唇が降ってくる。

経験したことないような優しくて暖かくて触れるだけのキス

そして離されたヒノエの唇から

「俺はお前が好きだよ。」
そう聞こえた気がした。




 
 
       
   
                   つづく








あとがき
ご無沙汰しております。
ヒノエルートやっと更新できました。
乙女ゲームざんまいの日々を過ごしておりましたが、
こうして書いてみるとやはりプレイするのも楽しいですが、
二次元で妄想するのも楽しいですね(^^♪
週一位でかければと思っています。
急展開ですがまたこの先も読みに来ていただければと思います。


だっち
2012・8・23



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