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主にネオロマ、乙女ゲームの二次、夢小説を連載しております。
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敦盛ルート1です。
ヒノエルートが少々手詰まりの中なのです。
ですので気分を変えるためにコチラも書いてみました。

可愛い後輩 1



龍神の入社当初は、色々なことがありすぎてどうなるかと思われたあそびだったが
時間が経つにつれて、馴染んで行き入社から1ヶ月経った今では
スッカリ龍神のメンバーとして定着していた。

そして、自分の仕事にも余裕がでてきているのか仕事後の飲みに行く回数も、
入社当初に比べると格段に増えているのである。

そして今まさに、夜の営業終了間際今日も仕事後飲みに行こうと考えている最中だった。

鼻歌なんかを歌いながら、少しづつ後片付けをしていた。

あそびの働いているポジションは、前菜を中心に作って出している所なので
営業終了間際には大抵することがなく、
片付けているかデザート担当の敦盛の手伝いをしているかだった。

そして今日は、お客の流れがスムーズで敦盛の方はというと追われているわけでもなく
大丈夫そうだったのでこうして片付けをしていた。

「お疲れ様でした、今日の営業終了しました。」
と、店長の景時がキッチンに向かっていえば。

『お疲れ様でした〜。』
と、あそびを含めキッチン全員がそう返した。


そして、景時の声が合図かのごとく『待ってました』と言わんばかりに掃除を始める。


「今日は思ったよりも早く帰れそうじゃないですか??」

キッチンの掃除をしながら隣で、あすの予約人数を調べていた将臣に話しかけた。

「そうだな。久しぶりに早く帰れそうだな。」
予約帳に目を通しながらあそびに応える。

「ですよね!ですよね!やった〜!!今日はゆっくり飲めそうだ。」
小躍りしながらデッキブラシで床を磨いているあそびに

「お前、また飲みに行くのか。少しは控えろよ。身体壊すぞ。」
相変わらず予約帳とにらめっこしている将臣が呆れたような口調で言ってきた。

「大丈夫ですよ。毎週水曜日は休肝日ってことにしてますから!!」
得意げに話せば、予約帳から顔を上げてあそびを見ながら、

「休肝日って・・・。お前、オヤジか!」
と、将臣に若干冷ややかな目で見られてしまった。

「違いますよ!!まだまだ24才のうら若き乙女です。それに、休肝日って大事ですよ!!
それに今日は木曜日ですから、昨日休んだ分元気ですから!!飲めますよ。」

テンションが高い私について行けなかったのか呆れすぎていたのか、
有川さんに、『そんなこと聞いてない。』みたいな冷た〜い目で見られてしまった。

そしてあの後有川さんに『余り敦盛振り回すなよ。』と、クギを刺されてしまった。

なぜ、私が敦盛君を誘うと分かったんだろう。
しかも、そう思って有川さんを見ていたら
『お前に付き合ってくれる奴なんて、彼奴くらいしかいないだろうが。』と、
またまた心を読まれてしまいました。


私って、ひょっとして凄く単純な女?

それとも、有川さんが凄いの??

どっちなんだろう・・・。


まっ、いっか!!

早いところ敦盛君誘いに行こう!!

敦盛を探してホールの方まで来ると、リズ料理長と真剣な顔で話している敦盛を見つけた。

入ってはいけない空気が漂っていたので少し離れたところで話が終わるのを待つ。


何となく待っている間お店にある雑誌に目をとおしていた。



今月号は和菓子のお店特集か〜。

やっぱり、和菓子は京都なんだ・・・。
だよね。歴史が違うし。
一見様お断りの店も多いって、言うし和菓子は奥が深いから・・・。
でも、食べに行ってみたいな・・。

ツイツイ雑誌に夢中になってしまっていて敦盛君に、話しかける待ちだったのに
『水森殿。まだ帰らないのか?』と、逆に敦盛君に話しかけられてしまった。

「あ、うん。いや、その。」
と、吃っている私に笑いつつも私の読みかけの雑誌に気がつき

「水森殿もそれを読んでいたんだな。」
と、嬉しそうに雑誌を見つめている。

「あっ!これ、うん。お店にあったから何となく見てたんだけど、やっぱり京都の和菓子は凄いよね。」
と、あそびも雑誌に目を移し少し興奮気味話す。

「そうだな。」
と、先程まではあんなに嬉しそうな表情を浮かべていた敦盛だったが、
あそびがその時見た雑誌を見ている敦盛の表情が微かにだが寂しそうにみえて思わず

「敦盛君。さっ、飲みに行くよ!!」
と、同意を求めず既に約束してあったのかのように敦盛の背中を強く叩けば、
前につんのめりながら驚いて、
『えっ。』と、言ったあと優しく笑っているあそびを見て『ああ、行こう』と、笑い返してくれた。


そんな敦盛に『徹底的に飲もうか!!』と、言えば『私は・・・』と、苦笑いが返ってきてしまった。


そして、かなり強引ではあるがあそびは飲む相手として敦盛をゲットしたのである。



                              つづく




あとがき
こちらを進めるかヒノエルートを進めるかまだ決めていませんが
気がむいた方ということで(^^ゞ


だっち2012・5・3

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