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主にネオロマ、乙女ゲームの二次、夢小説を連載しております。
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ヒノエルート26です。


残ったもの 6


ヒノエの突然の告白から一夜明けた朝あそびは、
目が覚めた後ボーと鏡の前座っている。


夢?
昨日のあれは夢?
靄がかかったように
未だにハッキリとしない思考。

昨夜あの言葉を残してヒノエは去って行った。

取り残されたあそびは暫く呆然と立ち尽くし、
夢現状態で家に帰ってきたのだった。

今日も仕事だ.

どの顔でヒノエに会えばいいのか・・。
どう接したらいいのかそればかり考えてしまう。

気がつくとそろそろ準備をしなければいけない時間。

正直行きたくない・・・。
でも、そんな思春期の女子のような理由で仕事を休めるわけもなく・・・。

大きなため息をついてから準備を始めた。

職場につくとドアの前で一度自分の顔を両手で叩いて気合を入れる。

も〜ウジウジしていてもしょうがない。
こうなったらなるようになれだ!

「おはようございます〜」
と大きな声でドアを開けたのだが。


ドアを開けた瞬間
中には敦盛と今一番会いたくないヒノエがキッチンで話しているのが見え
勢い良くドアを閉めてしまった。


ドキドキする胸を抑えてドアノブを握りしめる。

な、なんでいるの?!

まさか朝一から会うとは思っていなかったために、
思わずドアを閉めてしまった。

これじゃあ思いっきり意識してますっていっているようなものじゃない。

大きく一つため息を付いて意を決して再びドアを開けようとしたその時
後ろから

「何してるんだ?水森入るのなら入れ。
俺が入れないではないか。」
と、イライラした様子で
九郎があそびの後ろで眉間にしわを寄せて立っていた。

「あっ。す、すみません。入ります入ります。」
と、慌ててドアを開くと中には先程までいたはずのヒノエの姿は無く、
敦盛だけが仕事をしていた。

中に入ると
「水森殿先程はどうかしたのだろうか?」

「あっ?えっとそう電話電話がね急になって・・・。」
と、敦盛と話しながらも視線は先程までいたはずのヒノエを探している。

「そうだったのか。
急にドアがしまったので何かあったのかと。」

「ううん。ごめんね。
それより、えっとさっきまでヒノエ君もここにいなかった?」

「ああ。確かにここに先程までいたのだが、ちょっと出てくるとと言って
何処かに行ってしまったようだが、ヒノエに何かようだったのであろうか?」

「えっ?いや、ううん。そんなことないよ全然・・・・。」
そう言いながらあそびは
ホッとしたような、残念な様な複雑な気持ちになっていた。

そんな日に限って
いつもよりも忙しくヒノエを見かけることができてもタイミングが悪かったり、
お互い忙しかったりで、なかなか話をすることができなかった。

「つ、つかれた・・・。」
お店の営業が終わって一息ついたところであそびがそう言って、
キッチンの台に上半身だけ仰向けになる。

「おい、水森お前だらしないぞ!」
そんな様子のあそびに九郎が少々怒り気味の声であそびを睨む。

そう言われても疲れたものは疲れたんだから・・。
九郎の小言をよそにあそびはそのまま目を閉じる。

「そう、目くじらをたてるなよ。今日は水森じゃなくてもああなるぜ。」
怒り気味の九郎にそう言ってあそびをフォローしてくれたのは将臣だった。

「だが、将臣!」
まだ小言が言い足りない九郎は一向に起き上がる様子のないあそびに
再び小言を言おうと口を開こうとしたところに、


「今日だけはおおい目に見てやれよ。
週初めだしな。
でも、お前もな・・・・。
お前も一応女なんだからそんなだらしないところ見せるなよ。
おつかれさん。」
と大きなため息をついてガミガミト言っている九郎を連れ出していってくれる。

だらしないか・・・・。
今更ここで女らしくしてもね〜。

そう思いながら未だにキッチンの上に仰向けになって閉じていた瞳を開き天井の
照明を見つめていた。

「女らしくか・・・・。」
そう思っていたことを呟やいていた。

「何が女らしくなんですか?」
その声と同時にあそびの視界に弁慶が入ってきた。

「わっ!!」

驚いて身体を起すが、起こす途中弁慶とあと数ミリでぶつかる手前で
身体が止まる。

弁慶の女性顔負けの綺麗な顔がすぐ目の前にある。

驚いた顔のまま弁慶を見たままでいると。

「おやおや。キスでもできそうな距離ですね。」
余裕の笑顔で笑われる。

当然あそびは顔を真っ赤にして固まる。

吐息でさえ掛かりそうなくらい近い距離。
弁慶の優しい匂いが感じられる。
こんな状態でドキドキしないほうがおかしい。

「ふふふ。本当にそうなっても僕は一向に構わないのですけれどね」
と言ってあそびから離れる。

「武蔵坊さん!そ、そういう事冗談でも言わないでくださいよ。」
未だに顔の熱は取れてはいないが距離が離れたことで、
緊張はほぐれる。

「冗談ですか・・・。僕は冗談だとは思っていないのですけれどね」
そうやって妖艶な笑を浮かべる。

きっとこの笑顔に何人の犠牲者が出たのだろう。


そんなことを考えているのが読まれたのか

「僕は水森さんにはそんな人間に見えているのですね。
悲しいなぁ〜。」
白々しく落ち込んでいるように見える。

「!!」
私何も言ってないよね??
・・・・・。
やはり弁慶さん恐ろしいお人です・・・。


「ヒノエはもう帰ってしまったのでしょうかね?」

「!!!!」
弁慶がふと言った一言であそびの心が動揺する。

そんなあそびを弁慶は楽しそうに見ている。

キミは本当に可愛い人ですね。」

「えっ?」

「いいえ。何でもありませんよ。」

「そう言えば、忘れてました。
ヒノエは今夜から暫くお店には来ないと言っていたんでしたね。」

「えっ・・・。」

「何でも家の用事があるようで。」

「・・・・・・。」
会えない・・・の?

「来週のお盆休みも続けて休むことをさっき景時に言っていましたからね。」

「そ、そうなんですか・・・。」

「ところで水森さんは来週のお盆お休み
どうされるんですか?」

しばらく来ない・・・。
会えない・・・・。

武蔵坊さんの質問にどう答えたのかなんて覚えていない。
私の頭の中はただヒノエ君と会えない現実を突きつけられて、
何も考えられなくなっていた。







                                  つづく




あとがき


え〜一週間以上あきました。
はいわかっております。
只今遥か5~風花記~目下プレイ中でして・・・。
いいわけですが。
次回から新章です。

サクサク行けるか
行けるように
が、頑張ります。

っていうかヒノエ出てないし・・・・。


次回こそは!


     だっち

2012・9・5

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