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主にネオロマ、乙女ゲームの二次、夢小説を連載しております。
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2012月森君BDssです。


月森君お誕生日おめでとうございます!
ささやかながらBDssをかかせていただきました。
一日遅れですみません(^^ゞ

香穂ちゃんが卒業して数年後遠距離恋愛中のふたりという設定です。

最高の贈り物

 

いつもの帰り道月森は家へと足を急がせた。

教授のレッスンが今日はやけに長引いてしまったのである。
春が近いとはいえ日が落ちてしまった月森を包む空気は冷たい。
襟元をしっかりと閉めて早足で歩く。

ふと空を見上げて足を止めた。
雲一つない夜空。
月が綺麗に輝いている。
いつか見た香穂子とみた月も今日のように綺麗だったな。
でもどうしてだろう同じように輝いてるはずの月が何だか物寂しく感じる。
ふと学生時代に下校時に見た時の事を思い出していた。
元気だろうか。
しばらくあっていない気がする。
綺麗になっているんだろうな君はそして君の音も。

口に出してしまえば堪えきれなくなってしまうこの思い。
頭を左右に振ったその思いを振り切るかのように。

そして再び歩きだした。

歩きながら腕時計に目をやるととっくに8時を回っている。

今日は何か有るものですますか。
そう思って家に何があるか考えながら歩く。

そんな時月森の携帯が鳴った。
電話に表示してある名前は香穂子だった。

「もしもし。君かどうしたんだ?」
コチラが夜ということは日本は今ごろ深夜だろう。
なにか急用なのかと心配になる。

「ううん。ごめんね。もう家?」

「いいや、帰宅途中だ。」

「そっか。」

「で、どうしたんだ?こんな時間に日本はもう夜中だろう?」

「うん。ほら、今日月森君の誕生日だから」

「誕生日・・・。そうか今日は誕生日だったな。」

「もしかして忘れていたの?」
電話の向こうで呆れながら笑っている香穂子。

「忘れていたというか。そうだな君に言われるまで気がつかなかったな。」

「そうなんだ。じゃあ、月森君お誕生日おめでとう。」

「ああ。ありがとう。」

「プレゼントだけど多分今日着いているはずだからおうちに帰って見てみてね。」

「ああ。毎年すまない。でもありがとう。大事にさせてもらう」

「中身はそんなに期待しないでね。なにせ貧乏学生なもので大したものは贈れないから。」

「俺は君にこうして毎年おめでとうと言われるだけで十分なんだ。
だから贈り物は別になくても構わない。」

「もう〜。月森君はわかってないな〜。
好きな人にこうやってものを贈る楽しみを私から取り上げないで。大したものなんて贈れないけど、
それでも私が贈った物を月森君が使ってくれていると思うだけで私は凄く幸せになれるんだから。」

「全く君は・・・。ありがとう香穂子」

「いいえ。どういたしまして。でも、本当期待しないでね。」

「ああ。でもどんなものでも大事に使わせてもらう。」

「うん。あとね。もう一つ実は今秋から一年間そっちに留学が決まったの。」

「はっ?」
あまりに香穂子がサラッというのでもしや聞きも違いなのではと思い、
つきもりらしからぬ声を上げてしまった。

「残念なことに同じ学校とまではいかないけど同じ国に行くことになったの。」

「君が・・・・こちらに?」

「うん。学校で数人の交換留学生を募集していてその審査に合格したんだ!」

「そうか。頑張ったんだな。」

「うん。月森君の近くにいたいっていう邪な思いもあったけど本場の音楽を見て感じて見たいという思いも
強くて。必死で頑張って何とかギリギリで合格できたんだ。」

「そうか。」

「うん。傍にいけるんだよ」

「香穂子。なんて言ったらいいかうまい言葉が見つからないんだが、きっとこの国は君にとって
いい刺激になると思うしきっとこの国も君を歓迎してくれると思う。」

「月森君は、その・・・・・嬉しいと思っくれている?」

「勿論だ。俺が喜ばないはずがない。例え毎日会えなくても君が同じ国に居てくれると思うだけで、
嬉しい気持ちになる。俺にとってキミはかけがえのない存在なのだから。」

「///。ありがとう。
私もこのことが分かって直ぐに月森君に報告したくて、こんな時間に電話しちゃった。」

「そうだったのか。ありがとう香穂子。俺も丁度君に会いたいと思っていたから
電話をもらえて嬉しかった。」

「会いたいと思ってくれていたの?」

「ああ。今日は月がとても綺麗なんだ。学生の頃二人で見た月によく似ていて
そんなことを考えていたら君に会いたい。そう思ったんだ。」

「そっか。今度は二人でまた見れるよ。そちらの国で。」

「ああ、そうだな。楽しみにしている。」

「うん。行くから。あと少しで行くから待っていてね。」

「ああ。待っている。」

「うん。じゃあもう遅いから切るね。もう一度言わせてね月森君お誕生日おめでとう。
おやすみなさい。」

「ああ。ありがとうおやすみ香穂子。」
と電話を切った。

寒さを忘れて月森はもう一度夜空の月を見上げる。
不思議と先程感じた物寂しさは感じられなかった。
月の輝きは日の光があってこそ。
俺もこうしていられるのは君が居るからなんだろう。
香穂子という日の光が。

「秋か」
ポツリと呟いた月森の口元は自然と緩んでいた。

君と重なる時間。

君と重ねる音楽。

悲しい思い辛い思いをどれだけ重ねたんだろう。

勿論香穂子にも同じ思いをもしかするともっと辛い思いをさせていたのかもしれない。

彼女が来たら伝えよう。

オレのありったけの思いを。

オレの言葉で。


                   愛していると。
         





                        おしまい







あとがき
カナリの難産でした(-_-;)
何度も何度も書き直しました。でも残念なことにこんなクォリティーです。
でも、最近書いてなかったので忘れていたんですけど。
やっぱり月森君が大好きな私がいました。
余り言葉がなさそうな月森君ですので書くなると難しいのですけど、
楽しかったです。
やっぱりコルダが好きなんですよね〜。
ヒノエルートも停滞気味ですけど、
頑張ってUPしたいと思います〜!


だっち2012・4・24
   

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