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主にネオロマ、乙女ゲームの二次、夢小説を連載しております。
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一応ホワイトデーSS知盛×望美です。
仲良くさせていただいている詩織さんのリクエストです。
初の知盛書きになります。
緊張します・・・。
設定は日本料理龍神設定になっております。
相変わらずの駄作文ですが読んでやるという奇特な方どうぞ!



おかえし 





今日は3月14日そうホワイトデー。
昨日珍しく知盛から明日は空けと突然連絡があった。
私の方の用事なんて考えているわけもなくたまたま何もなかったから良かったけど。
いつもそんな感じの知盛に振り回されている。

そしてそのあと再び連絡があった私は待ち合わせ場所へ向かっている。

朝からバタバタして待ち合わせの時間ギリギリ。
小走りで待ち合わせの場所へ着いて知盛を見つけてその隣に立っている人物を見て驚く。

「え??あそびさんに将臣君??」
いるはずのない人物が目の前にいて声を上げてしまった。

「望美ちゃん。よかった間に合って!」

「よ〜。望美どうした?そんな顔して」

「どうしたって・・・。どうしてここに二人がいるの??」
私の言葉を聞いた将臣君はキョトンとした顔をしたあと知盛を睨んで

「おい。知盛お前望美に今日のことちゃんと言ったのか?」
と、問い詰めている。

私には何がなんだか分からない。
どうなっているの??

「ああ。着替えを持ってここに来いといったが・・・。」
と、怠そうに将臣君に知盛は答えているけど

「・・・。あ〜やっぱお前に頼むんじゃなかったぜ。
それじゃあいくらなんでも説明しなさすぎだ知盛・・・。」
ワシワシと頭を掻いたあと将臣君は盛大な溜め息を付きながら
私に同情の眼差しを向けてくる。

「なになに??どういうこと??」
そう言いながら知盛を見ると怠そうにアクビなんかしている。

「今日これから温泉行くんだ。泊まりでこの4人で。」

「温泉・・に泊まりで。え〜!!
あまりの事に私は大きな声を上げてしまった。

「まあ驚くのは当然だよな。」
私の声に将臣君は呆れながらも私の肩に手を置いて同情してくれる。
隣に並んでいるあそびさんもだ。

「行くのか行かないのか。どっちなんだ。」
そんな大きな声を上げた私にを見て陶しそうな表情を浮かべながらボソリと呟く。

なんなのあの態度!!
ムッと来た私は
「だいたい知盛の連絡不足のせいでこうなってるのに!!」
そう知盛に文句を言ってみた。

「いつものことだろう。」
そう言って怒っている私を軽くかわして鼻で笑う知盛。

「いつもって!」

「お前は行きたくないのか?」
端正な顔をそう言って近づけてくる。

「うっっ。そ、そんなことは言ってない・・じゃない。」
絶対反則だよ!!
知盛にそんなふうに言われて近づいてこられたら・・・。


「なら。いくぞ。」
と、言って私のバックを奪い取りスタスタと先に行ってしまう。

「あっ!ま、待ってよ。」
もういつもそうやって一人で行くんだから!
なんでいつもこんなに振り回されているんだろう私・・・。
どこか納得のいかない望美だがそんな知盛を追って走り去っていく。

そして取り残された将臣とあそびはそんな風に去っていく二人をみつめながら

「いっちゃいましたね・・・。」

「あ、ああ。って俺たちも行くぞ。」
と、言うといそいそと追いかけていくのであった。




「いい眺め!!」
部屋の中からんの景色に歓声を上げている。

あの後4人で
電車に乗りついた先の駅に迎えにきてくれていた車に乗って山の中の一軒の温泉旅館に来ていた。

部屋に案内されてその部屋からの景色があまりに綺麗だったので、
私はは思わず声を上げてしまっていたのだった。

そしてそんな私を他所に
後ろで既に寛ぎモードで横になって目を閉じている知盛を横目で見て小さく溜息を付く。

折角こうして温泉に来ているのにまた寝てる・・。
今始まっことじゃないけど。
こんないい景色のところ散歩とか行きたいのに〜。

再び視線を窓の外の景色に戻す。

は〜。
でも、無理矢理起こして行くのもね〜。
一人で行く?
何かさみしいよね。
あそびさんと将臣君誘って行く?
邪魔できないよね・・・。
は〜。

再び今度は大きなため息をつくと

「お嬢さんは何をそんなに憂いている。」
耳元すぐそばで声が聞こえる。

「ひゃ!!」
驚いて前にある窓ガラスにへばりつくカタチになってしまった。

「フッ。何をしている。」
そんな望美が面白いのか口元を緩ませて知盛が望美を見つめている。

「な、何してるって、と、知盛が急にあんなふうに話しかけるから!!」
怒りを込めたように言ってみるのだが何だかとても顔を熱い。
きっとビックリするくらい真っ赤になっているかもしれない。

それに、と、知盛近いよ///。
前は窓ガラス後ろは知盛逃げ場はない。
そして吐息がかかるほど間近にある知盛の顔を直視できない。

「はじめに俺を熱い視線で見つめてきたのはお前だろ。」

「!!起きてたの?!」

「いや。」

「・・・。」

「散歩にでも行くか?」
窓ガラスに背中をあずけて俯いていた望美は知盛の言葉に顔をあげた。

「えっ?」
自分の心を読んだかのような言葉に望美はどきりとする。

「外ばかりを気にしているようだからな。行きたいんだろ?」
相変わらず近い距離のままそう言われる。

「・・い、いいの??」
真っ赤になりながらも驚きと嬉しさを隠せずに知盛の顔を見つめる。

「怠いがな。これ以上お前の機嫌を損ねたら後で何を言われるかわからなからな。」
そういうとクツクツ笑いながら更に望美に近づく。

「ちょっと、とも、うぐ!!」
名前を呼ばれる前に唇を塞がれる。

「もう〜!!急に何するのよ!知盛!!」
知盛の胸を押してなんとか距離をとる。

「口づけだがお気に召さなかったか?」

「そ、そういうことじゃなくて!!」

「では前もっていえばいいのか?」

「そ、そう言うことじゃ」

「もう一度いただこうか」

「ちょっ!!!」
そう言って待ったなしで再び唇を塞がれた。

知盛の馬鹿!!
もうどうしていつも!
バカバカバカ!!

唇を離すと熱く潤んだ瞳で望美を見つめる。
「どうする?」
そして意地悪なことにそんな事を聞いてくる。

「ど、どうするって・・・。」
瞳を泳がせている私に知盛はさらに楽しそうに見つめている。

「知盛は・・ど、どうしたいの?」
逆に聞き返してみれば一瞬驚いたように瞳を大きく開けたが直ぐにいつもの知盛に戻り

「ふっ。野暮なことを聞いてくれる。俺は今すぐにお前をだ」

「ダ、ダメ!!!」
その先に何を言われるかが分かって慌てて大きな声で知盛の言葉をかき消した。

「な、何いおうとしてるのよ!!」

「お前が聞いたんだろ?」

「うぐ・・。そ、それはそうだけど・・・。」

「俺は嘘は嫌いだからな。お前は俺に嘘を付けというのか?」

「誰も、そんなことは言ってないけど・・・。」

「では、」
と近づいてくるく知盛に

「ちょっ。」
と、言いながらも目をキツク瞑る。

目を瞑っても何もこないことを疑問に思い目を開けると

「散歩行くんだろ?それとも」
と、ニヤリと笑って目の前の望美見ている。

「えっ?散歩??あ、そ、そうだよ。い、行こう」
自分がした勘違いがあまりに恥ずかしく知盛から視線をそらしてしまっていた。

「クククク。お嬢さんは何を想像したのか知りたいな。」

「な、何にも想像なんてしてないんだから」
恥ずかしさと悔しさとでついプイと横をむき怒っている口調になってしまった。
これじゃあまるでキスを待っていました。と言っているようだった。

「まあ、今日はまだ始まったばかりだからな。
散歩してからでも遅くはないだろ?夜はお前の期待に応えることにしよう。」
そんな望美の耳元に吐息がかかるほど近く囁く。

「と、知盛!!」
そう叫んでもっと文句を言ってやろうと知盛の方をみんだけど、
あんまりにもすぐ傍にある知盛の顔が艶っぽくって見とれてしまった。

そしてそんな望美を見て
「ククク」
と笑う知盛。

そんな彼が物凄く憎らしくて腹立たしいけど、

「出かける前にその・・・・もう・・一度だけ。」
口から出た言葉は自分の今の気持ちとは裏腹にそんな言葉だった。

「まったく強欲な女だ、ククク。だがそれもまたいい。」
そう言って知盛は再び私の唇を塞いだ。
熱くて激しい狂おしいほどの口付けを
そして次第に知盛の熱に私も犯されていく。
熱く刺激的で官能的な知盛。
普段はだるそうでやる気がなさそうなのにこういう時は驚くくらい情熱的で激しい。

その落差にハマってしまったのかもしれない。
あの銀色の瞳に捉えられて外らすことができない。
もう逃げ出すことはできないのかもしれない。


「やはり無理だな・・・。
先にお前をいただいてからしようか。
今日はホワイトデーとやらでバレンタインデーのお返しをする日のなのだろう?
ではたっぷりとそのお返しとやらをしなくてはな。」
そのつぶやきは望美の耳に届いているのかどうかは分からないが
その言葉通りその後食事の時間まで二人の姿を外で見かけることはなかった。



               

                      


                            おしまい







あとがき(というか言い訳です)
リクエストしてくれた詩織さんありがとうございました。
あのこんな感じで大丈夫でしたでしょうか??
上手く纏まって無くてグダグダな感じになったしまいました・・。
なぜ将臣くんとあそびちゃんを一緒にしたのでしょうか?
と疑問な方もいらっしゃるのではないでしょうか。
えっとですねどうして4人で行くことになったのかのエピソードも入れようとしたのですが
ダラダラと長くなりましてカットさせていただきました。
(知盛が自分から温泉に望美ちゃんを誘っていくとも思えなくてそのへんを入れたかったのですが)
そのうち違う形で続きを書きたいと思います。
意外とこの4人書いていくと面白かったです(*´∀`*)
ホワイトデーSSなはずですが強引すぎたかもです(スミマセン)こじつけみたいになっちゃって(-_-;)
まあとりあえずHappy White Day♥
ということで!



        だっち2012・3・14

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